pep-min report

生活やオピニオンや学んだことについて書いていく雑記ブログ

昔馴染みと再会した話。

僕はあまり学校が得意ではなくて、小2くらいからそこそこ休んでいた記憶はある。

友達も別に多くはなかったけど、質は良かったのかなと思う。

小学校の時にサバゲーをやるためにモデルガンが売ってる店に連れていかれて、コルトパイソンの良さを延々と語られたりだとか、

湾岸ミッドナイトを布教されて、車の名前とか何もわからないなりにGTRのR35を選んだら、35はダサいと言われ34の良さを延々と語られたりだとか。

どちらも同じ友人の話なのだけども、癖はなかなか強い男だったと思う。

他にも女の子の話で盛り上がったり、星について語ったり、

なかなかのロマンチストだった。

中学ではその友人と同じ部活で、自分は2年生になって初めてレギュラーになったが、

友人は運動神経が抜群だったので、1年からレギュラー入り、2年生の時には夏の総体に3年生と組んで出ていたので、だいぶ差があったと思う。

それでも練習中に1ゲームだけ取れたことがあって、その時握手を求められたことは忘れられない。

 

結局高校は別れてしまってそこからほとんど音信不通(自分が連絡を取ろうとしなかった)。

地元でも自分はどこで何をしているかわからない人間となっていた。

それでも高校を辞めてから一回だけちゃんと会ったことがある。

僕と友人の共通の友人の母親が亡くなられたとのことで、お墓参りに行こうと。

僕たちは自転車をこいで隣町に行き、友人が聞いた大体の住所で友人の家を探した。

共通の友人は色々とナイーブになってたらしく、実家からは離れて祖父母の家に住んでたとかで、その友人に会うことはなかったのだが、

家をどうにか見つけて、友人は何か品を渡して、自分は手ぶらだったので仏壇に手を合わせて帰った。

そのあとは数回鉢合わせたくらいだったと思う。

イケメンで運動神経抜群で勉強が出来て礼儀正しいと、自分がずっと理想的だと思っている人物だった。

 

そんな彼に最近再開した。

コンビニに向かおうと港を歩いていたら近くにスポーツカーらしきものが止まって、

「おーい」

と声をかけられた。

最初は誰かわからなかったが、声と車の趣味と助手席に可愛い女の子を連れていて、

運転席を覗かなくても誰かなんてわかった。

「あぁ」

僕は誰かに声をかけられるなんて経験がほとんどなく、なんて返せばいいかとっさに反応できない。

「じゃあなー」

気づいてもらえたことに満足したのかすぐ走り去ってしまった。

「(なんで話しかけてきたんだこいつ・・・)」

それが一番最初に思ったことで、なんか会話がやたら短かったからか彼女と思わしき人物に笑われたし、すぐそこにある海に飛び込んでやりたくなったがツイートをして気を紛らわした。

気を取り直してコンビニに向かおうとすると、知らない番号から電話。

普段なら絶対取らないのだが、久しぶりに旧友から話かけられて気が動転していたのか、おそるおそる電話を取った。

「久しぶり」

さっき会ったばかりの奴の声だった。

今何しているのかとか、彼女を家に送り届けたら話がしたいからコンビニに来てくれとか、そういうことを言われたので二つ返事で承諾し、さっさとコンビニに向かった。

僕が着いてから数分後にやってきたGTR。

別に車を見れば車種がわかるほど車が好きなわけでもないけど、

GTRだというのはエムブレムがついてるのでわかる。

きっとこの友人のことなのだから親からR34を貰ったのだろうと思ったのだが、

流石に貰えなかったとのことで、R33スカイラインをキャッシュで一括買いしたそうだ。

 この後コンビニでお茶を奢ってもらい、ガソリン補給がてらドライブに連れて行ってくれるとのことで、乗せて貰った。

「あーあ、彼女専用席に男乗せちまった。あとで彼女に怒られるな」

「むさい男で悪かったな」

そんな会話をしながら走り始めた。

友人はMT免許を取ってMT車に乗っているが、僕はどうせMT免許を取ってもATしか乗らないだろうと思っていたので、最初からAT限定免許だった。

「絶対限定解除したほうが良いって」

「わかる、俺もスポーツカー乗りたくなってきた」

「維持費がバカ高いって忠告だけしておく」

どうやら保険料で月2万、ガソリン代で5万以上飛ぶらしい。

給料の半分以上を車に突っ込み残りを彼女に貢ぐ姿勢を素直にかっこいいと思えた。

まあ車校の測定で最低評価の1Eをたたき出した僕が車に熱中しても事故を起こす未来しか見えないのだが。

 

「ガソリン入れようか?」

「流石に自分で入れるよ」

「元ガソスタ店員だからやってやろうかなあと」

「あ、そうなの?」

「車興味ないから全然続かなかったけどね」

僕は色々なバイトを転々としていたので、ガソリンスタンドのバイト経験もあった。

そういう話も友人にしてなかったなあと思いつつ、友人がガソリンを補給するのを見ながら話した。

「あれ、満タン?」

「もちろん」

「ひええ、毎回ハイオク満タンまで入れるとかよく金持つなあ」

看護師の元カノですらレギュラーを満タン入れるのをケチって2000円分とかだったのに。

「だいぶギリギリだから上手くやりくりしてんだよ」

車を持つのはなかなか大変なことらしい。

 

海岸に着いた。

「なんか先客がいるみたいだな」

「みんな考えることは同じなんだねえ」

「だな」

適当な所に車を停めて、海岸を見ながら座り込む。

「こっち来たの初めてかも」

「俺は最近○○とここに来たな」

「は?○○?」

どんな趣味してんだお前って顔で友人を見た。

デートだとしたらあきらかに見る目がないと思う。

「暇な奴スタンプ押してって投稿したらたまたま来たから、適当にドライブしたんだよ」

「あれとドライブとか余程暇してたんだな・・・大丈夫、これからは俺がドライブしてやるよ」

「残念、今は彼女がいるんだわー」

「あー、できる前の話だったんだ」

「そそ」

そのあとは適当に語る。クラスメイトのあいつは卒業後どうしただとか、

仲良しコンビが修羅場起こして仲悪くなったとか、ビッチだった奴が在学中に妊娠して今は専業主婦やってるだとか。色々と興味深い話だった。

すると当然友人にLINEが来た。

「彼女と別れるかもなー」

となると相手はただ一人だろう。

「別れ話?」

「そ」

「夜通し愚痴りあおうぜ」

「明日高校に顔出して部活混じる予定なんだけど」

「いいじゃんオールで、俺も明日美容院オールでいくからさ」

「無理無理」

そのまま車に戻る。行先は友人宅。

結局僕の話足りないというわがままを受け入れてくれた。

帰りながら、

「今度こそ落ち着ける相手ができたと思ったんだけどなー」

だとか、

「ほかの男と遊びたいんだってさー」

とか、

「普通彼氏が出来たら控えるだろ・・・」

とか愚痴っていて、振られる原因がなんとなく見えた気がした。

 

「こんな時間にお邪魔して大丈夫なの?」

「流石に怒られるけどまあ大丈夫。どうせ寝てる」

時刻は23時過ぎ。お互い高校を卒業しているくらいの年齢なので補導はされない。

なんでこんなことを書くかと言うと、僕は補導されない年齢になってから夜遊びをするのは初めてだったからだ。

 

声を出さないように無言で上がりこみ、友人についていき友人の部屋へ。

「おじゃましま~す」

「はーい。適当に座って。そこら辺のイスにでも」

とりあえず指定されたイスに座っておく。

友人がベッドに寝転がりながらLINEに集中し始めたので、

邪魔しないように友人のPS4のソフトを見ていた。

あ、こいつもBO3やってたのか。とか思って僕と趣味が似てる(というか僕が影響されている)なあと思った。

 

「うーん、ダメだったわ」

「ありゃ、お疲れ様」

「本当に俺のこと好きなら戻ってくれると信じてたのになあ」

「友人は普通の敷居が高すぎると思うのだよ。付き合ってるんだから他の男と遊ぶなとかさ」

「だってそれでヤられるの嫌じゃん?」

「まあそうなんだけども」

しばらく生々しい話をしていると、突如中学の卒アルを取り出した。

開けたのは生徒の顔写真が載ってるページ。

「こいつは今○○で働いてる、こいつは○○に進学、こいつは知らない」

1人1人指を指して知ってる限りの進路を話始めた。

「こいつ引きこもったらしいんだけど消息不明」

「え?やめたんでしょ?」

「え、そうなの?」

人によっては僕の方が状況を知っている人が居た。

その中でも面白かったのが、

スプラトゥーンに夢中になって学校サボってたら引きこもって辞めたとかまじかwww」

という話だった。

いかにも彼らしいなと思ったし、彼は今もたくましくゲームをしているだろう。

次に高校の卒アル。

半分以上知らない名前だった。

「こいつが俺の親友の○○で、今この車に乗ってる」

「こいつが俺の元カノでー」

「この子はあの○○と○○が取り合いした女の子でー」

1人1人を僕に紹介しながら、高校生活を語ってくれた。

正直半分以上がモテ自慢で、イケメンで運動神経抜群で成績が良くて(ryだと女の子が寄ってくるだけじゃなく青春ラブコメが送れるんだなと思った。

その分メンヘラに付きまとわれたりもしたらしいが。

「お前は青春ラブコメの主人公か!」

と思わず突っ込んだ。いやほんとうになんなんだ。

クラス内での複雑な恋愛事情。

後輩から迫られる。修学旅行でラッキースケベ

怪我をしながら必死に戦い抜いた大会・・・

「お前は青春ラブコメの主人公か!」

大事なことなので二回言いました。

「ふっ・・・俺は人生というなの物語の主人公さ」

「はいはい。相変わらずポエマーなのね」

「まあな」

 

そのあとは友人はマンガを読み始めたので、僕はMFゴーストというマンガを読んだ。

イニシャルDの次の世代の話らしい。

既刊3巻までそろっていたので全部読んだ。

すごくおもしろかった。

MFゴースト(1)(ヤンマガKCスペシャル)

マンガを読み終わる頃には時間は3時を回っていた。

「俺そろそろ帰るわ」

「ん、俺はもう寝るから送らねえぞ」

「あいよ」

友人に玄関まで見送られて帰路につく。

ただ歩いてた所から始まって、ドライブして海岸で語り合って。

思いもよらないことだった。

そしてまた今度遊ぼうと数年ぶりに地元の人間とLINEを交換した。

「せめて、同窓会にハブられないくらいには地元の友達つくらないとなあ」

そんなことを考えながら、僕は帰宅した。